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【インタビュー】高校生が、世の中に視野を広げる体験を提供したい|谷吉 一樹

time 2016年12月22日

【インタビュー】高校生が、世の中に視野を広げる体験を提供したい|谷吉 一樹

外山:今日はよろしくお願いします!まず、ワークルでどういうプロジェクトをやっているのか教えていただけますか。

 

谷吉:高校生が視野を社会に広げるために、プロジェクトを立ち上げたり進めていくお手伝いをしています。“世の中の部活動”のイメージです。高校生の居場所として部活動、家族、学校しかないことが多いですが、世の中にはもっとおもしろこともあるし色々な人がいる、そのことを知ってほしいなと。
今後、プロジェクトを立ち上げるきっかけになるようなワークショップを開いたり、メンターについてもらったり、将来的にはWebメディアも立ち上げて全国の子どもが参加できるという未来を作りたいですね。”プロジェクト”はあくまでも手段で、視野を広げるということ、かつ自分がやったことが成功したという小さな成功体験を積むことを大切にしていきたいと思っています。

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外山:どうして高校生に焦点を当てたのでしょうか。

 

谷吉:高校生で大学選択や就職という大きな選択をするときに少しでも自分の視野が広がったり、成功して自己肯定感が生まれた経験を持っていれば、進路選択の選び方も人生の基準も変わると思っているからですね。

 

外山:谷吉さんがそのような経験を?

 

谷吉: 家庭があまり裕福ではなかったので、自分のお金は自分で稼げという方針で大学も別にいかなくていい、自分の人生は自分で選べばいいんじゃないかって言われていたこともあり、中学3年生のときくらいから株で実学や社会とのつながりを学んでました。高校生のときには金融や起業家をニュースをよく見ていたり、金融クイズの大会で全国3位になったり、日経新聞を読んだり、図書館で四季報を読んだりしてましたね。
当時から起業家とかが世の中の課題をビジネスで解決するというのがかっこいいと思ってました。

 

外山:今やろうとしているイベントや考えているWebメディアのイメージを教えていただけますか。

 

谷吉:まずは、世の中の課題があることに気付くところから始めて、解決するためのアイデアを小さくてもいいから突き詰めて考えられる場を作りたいと思っています。
Webメディアはプロジェクトが載っているプラットフォームのイメージです。自分から発信して課題を見つけて立ち上げることもできて、参加もでき、「うちの学校でこういうことで困ってるんだけど手伝ってくれる人いませんか」みたいなことを投稿してアイデアを募集するとか。一緒にやる輪を広げていく仕組みにしたいと思っています。

 

本業も100%でやることが自分のワークルを実現

 

外山:Webメディアを作りたいというのは本業でやっているから、というのが理由ですか?

 

谷吉:いや、関係ないんです(笑)。いつか役に立つとは思っていますが。

 

外山:でも、それができたら本業で身についたスキルを本当にやりたいことに活かせるのと両方のことを一緒に高めて行ける良い循環が生まれそうですよね。

 

谷吉:仕事内容は関係ないですが、教育系のことを将来仕事にはしたいと思っているので、会社の新規事業コンテストで教育系のビジネスプランを提出したこともありますし、社内の新規事業コンテストの事務局にも入っています。

 

外山:今ネクストで働いているのは、新規事業ができるということもひとつの大切な理由なんですね。

 

谷吉:そうですね。子会社でやっていくのか、独立するのか、自分がビジョンを実現する選択肢は多様にある方がいいなと。

 

外山:その想いは新卒で入ったときから持ってたんですか。
谷吉:はい、新卒で入ったときからいつか何かを自分でやりたいと思ってました。今はそれを3、4年後に実現できればいいなと思いつつ、今の仕事も楽しいので、目の前のことを突き詰めてやることも必要だと思ってます。

自分が100%仕事もしてそれで他のことをやっていることで、自分が高校生に伝えたい生き方のロールモデルになれると考えてます。仕事を全然できない人間が高校生に仕事の楽しさを語っても説得力がないので。

 

機会と選択肢を作って人の人生を変える

 

外山:話を聞いていて、「機会と選択肢」がずっとキーワードとしてあるのかなって思って、高校生に選択を与えるのも、自分が選択できるようにしておくのも、今の仕事も家の選択肢を広げることができると思うのですが、いかがですか。

 

谷吉:会社のビジョンに共感したのはそこに理由があります。就活のときにより多くの人が重要な選択の場面でなるべく多くの選択肢をもてるようにし、そして選択をすることで行動や生き方を全体が変わるきっかけを作ることを一生かけてやりたいと思ったんです。
まさに今仕事でやっている住宅選びは大きなライフイベントで、それによって住む人も出会う人も生き方も変わる体験なので、いまでも変わらない軸ですね。
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外山:「機会と選択」という軸を作り出した体験にはどういったものがあるのでしょうか。
谷吉:ふわっと思ったのは高校生のときで、本気で考えたのは就活を通してです。

高校生のとき、仕事やビジネスのことの楽しさを知るに連れ、部活動を選ぶのと同じように、世の中のことを沢山学びたいと感じていました。大学生の頃も、そうした想いから、大学3年時には、学生団体を10人位で立ち上げ、世の中のことにもっと関心をもつ学生を増やす活動をしていました。学生団体では、例えば、朝に起きれない人が多いという社会問題を解決するために、朝起きるきっかけとして早稲田大学の大熊銅像の前でラジオ体操をやる企画もしました(笑)。

こうした経験から、就活時に自己分析をしていくうちに「教育」というキーワードが出てきました。

外山:ちなみに1,2年のときはなにをされていたんですか?

 

谷吉:英語ディベートのサークルに入ってました。そのときは、競争とか好きだったので、楽しさももちろんありましたが、一方で、もっと自分だけじゃなく世の中のために何かしたい、という思いがありました。その想いは就活の時も同じで、自分の流されている感が少し嫌でした。
そのとき、やりたいことがあればやればいいし、疑問に思っていることがあれば自分で解決すればいい、自分の頭で考えている人たちが増えていったら世の中は面白くなると思ったんです。

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ワークルには共感してくれる人がいるから頑張れる

 

外山:ワークルに入って変わったことはありますか。
谷吉:人とのつながりが大事だと感じたことと、刺激をもらったこと。
人のつながりで共感の輪の広がりができて、「やってみようよ」っていう仲間ができたのは一番大きいところです。ふわっとしたやりたいことがアクションになったのもワークルに入って人とのつながりができ始めてからです。
もう一つはワークルには他にもたくさんプロジェクトを進めている人がいるので、自分もできるんじゃないかっていう勇気をもらいました。Lifenoteの代表の町塚さんはまさにその一人です。

 

外山:ニーズがあるかどうかわからなくてやんわりしてると進まないですよね。

 

谷吉:刺激をもらったのは、ワークルが半期発表会(2016年10月)の発表をやるときでしたね。それに向けて自分の活動をまとめようと思いましたし、ワークルで頑張っている人の発表を聞くこともできたので。

あと、キャリア教育をやりたいと言い始めたのは、ワークル会員で教育に携わっている方々と集まって話した時でした。その数日前にとあるイベントで、地域課題を解決するプロジェクトをしている高校生が、活動をイキイキ話してるのを見たときに鳥肌がたって、企業にいる自分にも何かこうした高校生を増やす活動ができないかと感じました。そうした想いを話すと、みんなにおもしろいと言っていただいて、その数日後に、その想いを中間発表(2016年7月)で話しました。

 

外山:何年後までに、こういう世界を作りたいとかあれば教えてください。

 

谷吉:特にないんですよね(笑)。いつまではないけど、こうなったらいいなっていう社会のイメージは外との接点をもって全国どんな中高生でも自分の仕事とか将来のことを考えている社会です。
自分のプロジェクトは1年くらいで形にしたいなと。

 

外山: 最後にプロジェクト名を!

 

谷吉:今そこも考え中で、ただやんわりあるのは部活動のように選べるようになったらいいなって思っているので、「未来を発見するプロジェクト」とか「世の中の部活動」とかですかね。絶賛募集中です!

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